食事は旅先での大きな楽しみですよね。
そしてせっかくならその土地ならではの地の物を味わいたいですね。
この特産旅めしの記事では、郷土料理とはまた違うその土地の特産になっている食材を用いた美味しい料理を紹介していきます。
今回は山梨県甲州市にある「完熟屋」さんの甲斐サーモン丼をご紹介したいと思います。
ソロキャンプに向かう途中のランチで寄らせて頂きましたが、期待を裏切らない美味しさで大満足でした!
甲斐サーモンとは?
まず最初に甲斐サーモンってなに?という所から簡単に解説を。
公式には甲斐サーモンレッドという名称で、「山梨の名水とぶどうの果皮で育った赤身大型ニジマス」のことです。(呼び方が違うだけで、サーモン≒マスと思って頂ければOKです)
サーモンと聞いて思い浮かべるのは、普段から寿司や刺身で生食として食べているトラウトサーモンやアトランティックサーモンが多いんじゃないでしょうか。
そんな生食用のサーモン、チリやノルウェーといった海外の海で養殖をしているイメージが強いので、山梨の淡水で養殖しているという甲斐サーモンレッドの事を初めて知った時は驚きでした。またそれだけではなく、淡水魚を刺身として提供しているという点も驚きですね。そもそも川魚を刺身として食べるというのはあまり聞かないですね。
ちなみに、川魚の刺身をあまり見かけない理由は下記の様な所にあるようです。(川魚は泥臭いからかなくらいに思っていたのですが、そういうわけではないみたいですね)
さて、この甲斐サーモンレッドですが、「販売は養殖漁業協同組合員で登録基準を満たした養殖業者だけしか出来ない」といった生産者管理もされています。養殖環境がしっかり管理されているという点は、生魚で食べる食材には安心できる大事なポイントですね。
また、 「富士の国やまなしの逸品農産物認定制度」で山梨県の特産品としてしっかり認定されています。
なお、せっかくの甲斐サーモンですが出荷量がまだまだ少ないのか、取り扱いをしている料理店をググッてみてもあまり出てきません。これからどんどん主力として勢いをつけていってほしいですね!
完熟屋の甲斐サーモン丼
完熟屋 本店について
本店の店舗は120年前の古民家を改装しているとのことで、趣があって雰囲気が非常かったです。
食事は郷土料理や地の食材を提供しているとのこと。
山梨県の郷土料理「ほうとう」はお店の看板メニューですし、他にも「とりもつ」や今回のテーマである「甲斐サーモン」等も扱っています。今回は1人で伺ったので「ほうとう」まで食べられませんでしたが、次回は是非頂きたいと思います。
なお、看板メニューの「ほうとう」に使う味噌ですが、スタッフが手作りで毎年仕込んで熟成させているとのことで、こだわりが詰まっていますね。
来店時間ですが、土日に伺う予定の方は開店前に到着しておくくらいが良いかもしれません。
私は平日の金曜日に行きましたが、それでも11:40入店くらいですでに店内にはお客さん多め、退店する12:20くらいには店外に列が10名程出来ていました。食べてみて思いましたが、きっと地元でも人気店なんだと思います。
甲斐サーモン丼
山梨名物であり店の看板メニューでもある「ほうとう」には目もくれず、ブレずにちゃんと頼めました!
こちらが、甲斐サーモン丼です!
甲斐サーモンレッド、テレビで見た時からずっと興味があってずっと食べる機会を待っていたんです。山梨に行く用事(ソロキャンプ)が出来たので、食べられるお店を探して完熟屋さんにたどり着き、ようやくお目当ての甲斐サーモン丼を注文させて頂きました。
綺麗な丼に感激です!
山梨県の淡水で漁業組合のみなさんが試行錯誤を重ねて育て上げたニジマス!見事な色とツヤです!
川魚だからといって臭みなどは全くなく、脂も控えめなのかこれだけの量を最初から最後まで飽きる事なくペロッと食べ終えてしまいました。これは是非また食べに来たい味です。
おススメのお店なので、みなさんも是非行ってみてください。
おまけ
この日、完熟屋さんへはソロキャンプ前のランチに伺ったので1人だったのですが、 別の4名(男2・女2)の方々と入店タイミングがたまたま同じになり、彼らの後ろを歩くカタチで入店しました。
店員さんから「5名様でよろしいですか?」と聞かれ、前の4人全員が驚いて振り返ってきたのはちょっと気まずかったです(笑)
美味しいランチを食べた後は、温泉に入り、ソロキャンプ楽んで、天気が良く星空も綺麗で、素晴らしい時間を楽しむことが出来ました。