こんにちは。チンアナゴです。
食事は旅先での大きな楽しみですよね。
そしてせっかくならその土地ならではの地の物を味わいたいものですね。
この特産たび飯の記事では、郷土料理とはまた違う、その土地の特産になっている食材を用いた美味しい料理を紹介しています。
今回ご紹介するのは、茨城県久慈郡太子町にある「弥満喜」さんの ”奥久慈しゃも”を使った、しゃもすき鍋です。
予約をして行ったおかげか、綺麗な庭が見える個室に通してもらえました!
美味しいご飯を静かな庭付きの部屋でいただけて、良い時間を過ごせました◎
奥久慈しゃもとは
まず最初に、
奥久慈しゃもって何?
という所から簡単に解説を。
奥久慈しゃもは、茨城県内で系統選抜された性質の穏やかな「しゃも」と、
「名古屋コーチン」「ロードアイランドレッド」を交配して生まれた
奥久慈特有の血統を持つ地鶏です。
奥久慈しゃもの生育特徴は、主に3つが挙げられます。
<飼育日数>
一般的な鶏と比べて2倍~3倍と、非常に長い期間をかけて飼育をします。
オスで最低110日以上、メスでは130日以上という飼育期間をかけていて、
これだけの時間をかけて育てている地鶏は全国でもあまりいないようです。
<飼育密度>
1㎡あたり10羽以下と非常にゆったりした飼育密度で、
気性の激しいしゃもの野性味をコントロールしながらストレスをかけずに育てます。
<低カロリー肥料>
ヨモギなどの滋養成分や海藻由来の天然ミネラルを配合した専用飼料で、
動物性たんぱく質を与えずに育てます。
肝心の肉質の特徴は、
脂肪分は少なく、身はギュッと締まって歯ごたえは抜群に良く、
それでいて肉汁たっぷりで旨味が詰まって味わい深い
という魅力たっぷりの地鶏になります。
また、この優れた食味から、全国特殊鶏味の品評会で第1位を獲得や
鶏として日本で初の「地理的表示(GI)保護制度」への登録など、
様々な面からも日本を代表する地鶏として注目されています。
「弥満喜」”奥久慈しゃも”のしゃもすき鍋
「弥満喜」について
「弥満喜」さんは、奥久慈しゃもを専門に扱っているお店です。
今回ご紹介している”しゃもすき鍋”の他にも、
奥久慈しゃも丼[極み]・奥久慈しゃも鍋・奥久慈しゃも天ぷら など、
多くのしゃも料理を扱っています。
写真を見ているとどれも美味しそうで、選べなくなってしまいそうです。
店内では、奥久慈しゃも丼をオーダーしている人が多かったですね。
ちなみに、大人気のお店で食事の前後ともに、店の外には行列が出来ていました。
観光に時間を割くためにも予約はしっかりしていくことをおススメします。
駐車場も埋まりやすそうなので、近隣の駐車場を調べておいた方が良いです。
奥久慈軍鶏のしゃもすき鍋
こちらが”奥久慈しゃも”のしゃもすき鍋になります。
コース料理にしたので、
前菜・サラダ・朝採れしゃも卵の茶碗蒸し・しゃもすき鍋
という流れで頂きました。
しゃもすき鍋では、ムネ肉・モモ肉・ささみ・ハツ・砂肝・レバーなど、
奥久慈しゃもの様々な部位を食べる事が出来ました。
食べる前の軍鶏のイメージは
「身が締まっている分、身にもパサつきがあるかも?」
なんて思っていましたが、全然違いました!
確かに身はよく締まったていて歯ごたえも良いのに、
肉汁のジューシーさと、肉の旨味が溢れてくる、とても美味しい地鶏でした!
奥久慈しゃもの特徴で書いた通りで、
ジューシーさがありつつも噛めば噛むほど味が出てくるこの肉質は、
本当に美味しかったです!
おまけ
「弥満喜」さんに伺った後は、「藤田観光りんご園」と「花貫渓谷」に寄り、
“あんこう鍋”がウリの旅館へ行ってきました。
(行った時期は秋です)
昼にすき焼き鍋を食べて、夜はあんこう鍋。
だいぶおなか一杯だったのを覚えています(笑)
でも旅行なら仕方ないですね。
ごはん食べに行ってる様なもんですから。
<奥久慈りんごのアップルパイ>
このあたりでは木の上でりんごを完熟させてから収穫する樹上完熟が特徴の
奥久慈りんごが有名です。
写真を撮り忘れちゃいましたがとても美味しかったですよ◎
<あんこう尽くし>
茨城県といったらあんこう鍋が有名ですね!
実はあんこう鍋、昔、地元の店で食べたものが高いのにたいした事がなく、
それ以来疎遠だったので今回はご当地あんこう鍋でのリベンジマッチでした。
全然違いました!めちゃくちゃ美味しかったです!
今回はあんこう尽くしという事で、あんこうのソテー、から揚げ、お造り と
色々な食べ方を楽しませてもらいました!
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
食事も散策スポットも、時間があったら是非お試しください。