こんにちは。チンアナゴです。
7月の日本株はよくなかったですね。
ここ数ヶ月、好調な米国株に対して日本株はあまりパッとしない状況が続いていましたが、それでも維持か微増といった所で推移をしてくれていました。
しかし7月はというと、米国株は好調キープしているのに対して日本株は全ての指数で大きく下落しており、対前月末比で日経平均は5%以上の下落、マザーズ指数に至っては10%以上の下落です。
コロナの感染再拡大と緊急事態宣言の再発令は当たり前に想定内でしたが、感染拡大スピードがこれまでと比べ物にならなく早くなってしまったのは想定外で、市場も今後の経済悪化への逆戻りを嫌気して萎んでいるのだと感じています。
(そこまで予想してあらかじめ売りを出来る様になると、投資家として優秀なんでしょうが、なかなかそうはなれません。)
またワクチンについても、先月まではおぼろげながらほとんど人が接種を終えられる時期をイメージ出来ていたのに対し、7月に入ってからはワクチン供給量不足がどんどん明るみになり、先行き不透明感も増しています。
もっと言うと、今はデルタ株に対してのワクチンの有効性にも「?」が付いてしまい、これも先行き不透明感を強くしている大きな一因ですね。
先行きを明るく見通せないことには日本株全体の上昇も見込めないので、今後のワクチン計画とデルタ株含めた終息イメージが早く見える様になって欲しいものです。
2021年7月末 主要指数の終値
数字で並べるとよくわかりますが、日・米で差がはっきりした1ヶ月でした。
直近1年間の騰落率で見ると案外日本株も健闘している印象は受けますが、やはり今の様な先行き不安が大きい時期は大型株にシフトしておくべきなのかもと感じました。
日経平均・TOPIXとJASDAQ・マザーズで、1年騰落率には顕著に差が出ています。
…と言いつつ、私は各保有銘柄に設定した目標株価と保有期間が長い事で沸いた愛着が足枷になり、柔軟に銘柄を入れ替える事がなかなか出来ないのですが…
そこらへん、投資家としてうまくやっていける様にならないといけませんね。
今月の投資方針
6月から毎月分配型の投資信託をはじめましたが、7月はこのウェイトをかなり増やしました。
個別株は好きなのですが売却タイミングを逃し続ける失敗が続いているので、分配金で毎月利益を積める投資信託商品に魅力を感じてしまいました。
その為、ほぼ個別株で占めている投資原資をこれらの投資信託へと寄せてみて、運用成績がどうなるかを経過観察しみようと考えています。
投資収支
株式投資(日本株&米国株)
株式投資の累計収支は114万円のプラス、投資原資に対しては18.7%のプラスという進捗になっています。
先月末比では33万円超のマイナスという結果で7月は締まりました。
保有している投資商品の多くが日本株なので、かなりインパクトあるマイナスになってしまいました。
日々減っている事は感じていましたが、月末になって対先月末比の数字を算出してマイナスインパクトが明確になったところで、思いのほか大きい数字にショックを受けました。
なお、今月は投資原資の追加を行ったので、投資原資に対する収支率の低下はその分も効いています。
ポートフォリオ
7月末の日本株・米国株のポートフォリオは下表の通りです。(購入口数は銘柄でマチマチ)
対前月末騰落率を見ると日本株はほぼ全滅で下げていて、特にラウンドワンやスタジオアタオ等のコロナ収束後を見据えようとしていた銘柄はひときわ大きな下落となりました。
何回見ても悲惨なのであまり直視したくないですが、これが現実なのでしっかり受け止めます。
また、ここ数ヶ月で購入したばかりのスタジオアタオとイントラストは初回購入から株価が下がっているので、買い増しを掛けて平均取得単価を下げています。
新規購入・売却
<購入>
今月は新しい銘柄の購入はありませんでした。
ここ数ヶ月で購入したスタジオアタオとイントラストについては、 損益率も未だマイナス圏なので買い増しを掛け、平均取得単価を下げています。
ただ、スタジオアタオに関しては、初回購入単価が493円だったので現在の391円は当初から20%以上下落している事になっていて、ちょっとソワソワしています。
さすがに底値と思いたくとも、どこまで追いかけるかをちょっと迷い中です。
<売却>
1443 技研ホールディングス
長期保有している銘柄のひとつで、最低でも50%は上がると思って長期間持ち続けていましたが、あまりの低位推移ぶりに我慢の限界に達して売却を進めています。
本当は7月中に全売却するつもりでしたが、日本株全体の下落につられてこの銘柄も想定以上に値が落ちているので、途中で売却の手が止まってしまいました。
売却進捗は保有株数の7割程まで進んだので、残りは8月中に処理したいところです。
5358 イソライト工業
株価740円の時に一回目の売却を行い、その後は株価が下がって回復しないままなので、次の売却タイミングを伺っているところになります。
年初来高値が742円なので、この時はだいぶ良いところで売却が出来ました。
実力的にはもっと上値を狙えると思っていますが、一旦は同等額を皮切りに売却継続していこうと考えています。
8月も引き続き値動きチェックをし、チャンスがあれば全て売却するまで進めたいと思います。
投資信託(特定・毎月分配型)
6月に今後の勉強の為としてはじめた毎月分配型の投資信託ですが、資産上昇目的に十分使えそうな商品を見つけたので、ポートフォリオの投資信託比率を駆け足で高めています。
いずれの商品も毎月分配型で基準価額の上昇には期待していませんが、分配金の還元率が凄く高いため、基準価額が極端に落ちるまでは保有を続けたいと思っています。
現在の分配金は、開始2ヶ月で2万8千円程になりました。
ちなみに、このうち2万5千円程は三井住友DS-グローバルAIファンドの1ヶ月分の分配金になります。
実際に受け取ってみて、その利回りの高さについニッコリしてしまいました。
参考までにこのファンドの利回りを紹介すると、7月末単価で考えた場合、毎月約2.7%(税引き後)・年で約32.9%(税引き後)の分配金を入手できます。
私の年間投資リターンは冒頭の表の通り18%強程度なので、全額をこのファンドに預けた方が運用成績が良くなるという話になります。
今後もこの利回りが続くかや基準価額が暴落しないかはわかりませんが、投資はやらない事には結果もついてこないので、私はこのファンドに一定の資金を集めるつもりで動いています。
投資信託(つみたてNISA)
投資信託(つみたてNISA)は、ポートフォリオの約60%以上を外国投資として組んでいるおかげで、日本株がこういった状況でも引き続きプラスとなり、先月末比で7千円ほど増えてくれました。
↓投資信託の保有ファンド詳細はこちら↓
IPO
7月は5社に申込みを行い、いつも通り全て落選しましたので、連続落選数は153社になりました。
引き続き8月も当選を楽しみに応募を続けていきます。
今後について
日本株は7月に軒並み大幅下落をしてしまったので、このコロナの状況下で売却目標額まで戻ってくれる銘柄は少ないと考えています。
その為、株価上昇の余地と時間を考えて一部の銘柄については目標値に届かなくとも売却をし、他の投資先へ資金を回そうかと考えています。
資金を回す先の候補としては今のところ
①分配金が毎月2.7%程(税引き後)を見込める投資信託「三井住友DS-グローバルAIファンド」
②コロナ収束目途がついたら復活すると期待している「スタジオアタオ」(悩み中…)
あたりが濃厚な感じです。
米国株は、ポジションを変えるつもりはあまり考えてはいません。
ただ、基本的にどの銘柄も微かずつでも確実に株価上昇してくれてはいますが、結構微増です。
その為、より利回りが良い 「三井住友DS-グローバルAIファンド」 の方に資金を回すために売却するという選択もあるので、そこは考え中です。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事が少しでも参考になれば幸いです。
では、楽しみながら自分流の投資を作れるように、頑張っていきましょう!
なお、投資は自己責任でお願いいたします。