こんにちは。チンアナゴです。
ここ2~3ヶ月程、キャピタルゲイン目的で保有している銘柄の大多数が売却目標額に限りなく近づいては急落してを繰り返していて、売却期待が空振りに終わってしまう日々が続いています。
一方で、売却をした先を見据えて次の購入銘柄探しだけは進捗良く進んでしまったので、既に次に購入したい銘柄のピックアップは済んでいるにも関わらず買付余力が創出できずに購入できない状態の為、悶々とした日々を過ごしています。。。
さて、そんな中ですが、購入候補銘柄のひとつであったスタジオアタオの株式を購入しました。
今回はこの銘柄の銘柄評価結果についてご紹介したいと思います。
スタジオアタオの投資分析
初回購入日 :2021/6/15
平均購入単価 :493〔円/株〕
事業内容
スタジオアタオは、オリジナルバッグ等の企画・販売、直営店舗の運営、インターネット店舗の運営、キャラクター商品の企画・販売を主な事業としている企業です。
連結子会社のロベルタ ディ カメリーノ ファーイースト株式会社との2社でグループを構成していていて、「ATAO(アタオ)」「IANNE(イアンヌ)」「Roberta di Camerino(ロベルタ ディ カメリーノ)」「ILEMER(イルメール)」の4つのブランドを展開しています。
(ちなみに、これら複数のブランドは全てターゲットとなる年齢層と価格帯を分け、自社ブランドでのバッティングは無い様に構成されています)
店舗は首都圏・関西都心部に12店を展開しており、その他は百貨店のポップアップショップを年10回程度のペースで行っているようです。
販売方法は、店舗販売とインターネット販売の両方に力を入れており、20年2月期のデータでは店舗販売とインターネット販売の売上高比率はほぼ半々となっていました。コロナが本格化してからは更にネット販売にも力を入れている様です。
投資基準による評価結果
■PL指標
・前期はコロナ禍による極端な落ち込みがあった為、2022年度の見込みは大幅増
・前期の売上高はインターネット販売もありそこまで落ち込まなかったものの、コロナ対応として販促強化をしている事で利益面が大きく減収となった為、売上高と他項目で差が出ている。
■良好な点
・ROAは高く、営業利益率も前期は低いもののコロナ前は10%超えをしており、両行。
・自己資本比率が高い点も良い。
・営業CFに対し、投資&財務CFのバランスも良い
・決算傾向も上方修正が多く安心できる
・全体的に財務状況の数値は好みの傾向になっている
■基準から外れている点
・PERは基準より若干上。
・営業利益率はかなり低い。但し、2021年度(コロナ禍)影響があり、コロナ以前は10%程。
上記の注意点はありますが、一方で私は次の様に考えて購入を進めました。
①財務管理は信用できそうに見えていて決算傾向も上方修正型である事から、期中の販促含めて無茶はしすぎず、最終的には着地前に上方修正をすると予想。
②財務状態はまだ余裕がある様に見えるので、利益見込みを0と置いたとしても今後の成長に向けて最大限販促に力を入れる姿勢はポジティブに捉えて良いと考えた。
③コロナ禍で服飾は未だ打撃を受けていますが、ワクチン接種が上がり平常に戻った後は売上と株価は急速に回復すると見込んでいる。
同業他社との比較
いつも通り、類似業種の括りで売上高が近い企業との比較をしています。
PERの比較では、スタジオアタオは類似業社と比較して若干割安な状態になっています。
ただ、類似業にしても企業間でこれだけ傾向がバラつくと比較が難しいですね。比較による良し悪しはあまり読み取れる情報はありませんでした。
服飾関係の株の購入検討をしたのは初ですが、売上高も時価総額も売上利益率も一株益も、会社によってここまでバラつくのは率直に驚きました。
購入後の動向と今後について
いつも通り、初期購入は少額のみに留めています。
チャートの週足線が下落を終えて少し上り調子になりそうなタイミング 且つ コロナ収束での服飾関連の株価回復期待があるので、本当はここでドサッと買ってしまいたいのが本音なのですが…
…買付余力があまり無く、多くを購入できません…
今の保有銘柄は概ね売却タイミングを伺っている状態なので、これらの売却が出来て買付余力が生まれたら、(株価が今よりも上がっていなければ)買い増しを進めていきたいと思います。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
では、楽しみながら自分流の投資を作れるように頑張りましょう!
なお、投資は自己責任でお願いいたします。