こんにちは。チンアナゴです。
ここのところ新規購入を控えていましたが、久々に新規銘柄の購入をしました。ここ数ヶ月は保有株式を売却して手元資金を増やしておこうという方針でしたが、5月第2週の日本株下落を見ていたら我慢できなくなり、つい日本株と米国株をそれぞれ購入してしまいました。
ちなみにこの5月第2週は、一週間ほどの間に日経平均は約2,500円(約8%強)ほど下落していて、今後更なるダウントレンドに入るサインにも見えたりするので、ちょっとヒヤヒヤします。
同時期の米国株は、若干は落ちたもののこちらは約1,000ドル(3%弱)程度の下落で収まっているので、普段の調整の範囲といった所と捉えています。
さて、今回は米国株を購入しましたが、米国株の銘柄選定方法についてはここ最近でようやく自分なりのカタチが固まり始めたところで、そのルールに則って購入してみたのは今回が初です。
米国株と日本株は傾向も違えば入手できる情報の質も違うので銘柄選定基準も変えていますが、考えが合っていそうかどうかは今回購入した銘柄の今後の動向を参考に評価していこうと思っています。
なお、今回の銘柄選びで様々な米国企業の財務状況などに目を通してみて驚きましたが、ここ2年ほどで株価が2倍3倍になっている企業がゴロゴロしていました。
日本株も上昇はしていますが、様々な指標で連日最高値を更新し続けている米国株の力強さは桁違いだなと感じるとともに、さすがに今が最高値圏で今後落ち目にならないかを想像してしまうと、今から新たに買うのは少し躊躇したくなる状況でもありました。
テキサス インスツルメンツの投資分析
初回購入日 :2021/5/13
平均購入単価 :179.78〔USD〕
為替レート :109.85〔円/ドル〕
購入口数 :未公開
事業内容
1930年に創設し、本社をアメリカ合衆国テキサス州に置くグローバルな半導体企業で、従業員は30,000人に上ります。世界中のメーカーへの半導体の設計・製造・テスト・販売といった事が主な事業内容で、世界各地に合計 14 の製造拠点を置き、毎年数百億個のチップを製造しています。
売上高は2020年12月期で14,461〔百万USD〕(≒1兆5704億円)程と、米国ならではの規模間です。日本株ならトップ100位の規模ですが米国ではこれくらいはゴロゴロあります。
半導体は最近も一層注目されていますが、産業用・車載・パーソナルエレクトロニクス・通信機器・エンタープライズシステムなど、身の回り全てのものに欠かせないものなので今後も半導体自体の需要は更に伸びていくと思われます。
投資基準による評価結果
購入直前の銘柄選定基準に当てはめた評価結果を紹介します。
PERと自己資本比率は基準未達ですが、惜しいところなのでOKとしています。
株価チャートはについては、日本株では上昇トレンドに入る前の銘柄を購入する事をひとつ大事な基準にしていますが、米国株で同様に考えようとするとかなり間口が狭くなってしまうので、とりあえずは上昇トレンドでも他の項目が良いスコアならOKとしています。
ただ、購入してみた今でも高値掴みをしている感覚が拭いきれないので、今後の動向を見ながら株価チャートの基準をどうしていくかを考えていこうと思っています。
ちなみにコロナ前の株価に対して購入時の株価は50%ほど上昇しています。日本株の感覚からすると既に上がりすぎに感じますが、ここ最近の様々な米国株からすると上昇幅はまだ少ない方だったりするので、まだ買えると踏んで購入してみました。
同業他社との比較
PERの数値傾向は業界によって高め・低めとバラつきがあるので、類似企業で事業規模が近い銘柄を並べてPERの比較をしています。今回は、半導体関連銘柄4社を比較対象として用意してみました。
どの企業を見てもPERは高めに集まっていますね。PER30倍40倍となっている企業もあるので、テキサスインスツルメンツの23.8倍は、半導体業界としては高すぎではなさそうに感じます。
なお、クアルコム・アプライドマテリアルズの2社も比較対象として分析はしてみました。どちらも今の私の投資基準的には良い銘柄に見えるので、どれを選ぶかは迷いました。
QCOM クアルコム
投資基準にハメると概ね良好なスコアで、購入したテキサスインスツルメンツよりも良い点もたくさんありました。しかし株価チャートでは、コロナ前の株価に対して一時80%程上昇した後、現在はそこから20%程落ちた所で推移をしていて、25週平均線も下降に転じる直前に見えたのでやめておきました。また、自己資本比率が約16%と低かったのも気になった点です。
AMAT アプライドマテイアルズ
投資基準にハメると概ね良好なスコアで、むしろ購入したテキサスインスツルメンツよりも全体的に良かったです。しかし株価チャートでは、コロナ前の株価に対して一時130%程上昇した後、現在はそこから15%程落ちてきていて、25週平均線はぎりぎり割っていないものの急激に上がった反動で今後下落基調になりそうな気がして、やめておきました。
購入後の動向と今後について
執筆している2021/5/20時点では、購入単価179.78〔USD〕に対して181.72〔USD〕円となっていて均衡が続いています。
上昇トレンドの株を買っているので、いつもの日本株の様に下落中に買い増しをして平均購入単価を下げていく戦略はおそらく使えないと思うので、どこか適当なタイミングで売却になるかと思います。
ただ、保有しておくだけでも今後の動向は見えやすくなるので、始めたばかりの米国株投資の戦略を考える為の足しになりそうなら、しばらく持っておくかもしれません。
最後に
最後までお読みいただきありがとうございました。
この記事がみなさんの投資の参考になれば幸いです。
楽しみながら自分流の投資を作れるように、頑張っていきましょう!
なお、投資は自己責任でお願いいたします。